【2026年度版】奄美市・龍郷町の移住支援・補助金まとめガイド
奄美大島引越し便のアイランデクスです。
奄美大島への移住を検討される方から、「移住支援金はありますか?」「補助金で引越し費用はカバーできるんでしょうか?」といったご相談をいただくことがございます。
豊かな自然と独自の文化から、近年移住先として注目が高まっている奄美大島ですが、実は島内の市町村ごとに支援の設計が大きく異なる地域です。
今回の記事では奄美大島の中でも、奄美市と龍郷町の移住支援・補助金についてご紹介いたします。
奄美市は住宅取得・リフォームなど「住まいづくり」の支援が中心である一方、龍郷町は県の移住支援金(現金給付)の対象自治体になっているなど、同じ奄美大島でも制度の性格が違います。
2026年時点で利用できる奄美市・龍郷町の移住支援・補助金について、公式情報をもとにわかりやすく整理して解説いたします。

■ ①龍郷町で使える 鹿児島県の移住支援金(国・県の連携制度)
鹿児島県では、全国共通の「移住支援金制度」が条件を満たした場合に利用できます。
この制度は、東京圏から地方への移住を促進するために国と自治体が連携して実施しているもので、龍郷町はこの対象市町村に含まれています。
一方で、奄美市は2026年8月時点でこの制度の対象市町村には含まれていません。奄美大島で本制度を検討する場合は、龍郷町(または宇検村・瀬戸内町以外の奄美群島内対象自治体)への移住が前提となる点にご注意ください。
支給額の目安は以下の通りです。
- 単身世帯:最大60万円
- 世帯:最大100万円
ただし本制度は、移住すれば無条件で受給できるものではなく、以下のような条件を満たす必要があります。
・東京23区在住・在勤から鹿児島県内の対象市町村への移住 ・就業(かごJob対象求人への就職等)または起業 ・テレワーク等の要件充足 など
出典:鹿児島県「東京圏から移住をお考えの皆様へ 移住支援金制度の御案内」(更新日:2026年8月31日) https://www.pref.kagoshima.jp/af23/izyusien.html 申請窓口(龍郷町):龍郷町企画観光課(電話:0997-69-4512)
■ ② 奄美市・龍郷町の住宅・空き家関連支援
奄美大島で実際に活用されることが多いのが、住宅関連の支援制度です。移住者向けの現金給付というより、「住まいの確保」を支援する仕組みが整備されています。
奄美市
- ・移住定住・住宅購入費助成金:中古住宅購入費用の2分の1、最大100万円を助成(基本50万円+高校生以下の子ども1人につき加算あり)
- ・移住定住・住宅リフォーム等助成金:移住者に貸し出す・移住者自身が行う戸建てリフォーム費用の2分の1、最大50万円を助成(対象工事費30万円以上)
- ・移住定住・家財処分等助成金:家財処分・搬出費用の3分の2、最大10万円を助成
出典:奄美市「移住定住住宅購入・リフォーム・家財処分等助成金」(更新日:2026年4月22日) https://www.city.amami.lg.jp/pjsenryaku/ui-turn/documents/kounyu_reformjosei.html 問い合わせ先:奄美市総務部プロジェクト推進課(電話:0997-52-1111)
龍郷町
・移住定住・住宅リフォーム等補助金:転入者のための住宅を確保する目的での戸建てリフォーム費用の2分の1、上限50万円を補助(対象工事費10万円以上)
出典:龍郷町「移住定住・住宅リフォーム等補助金」(更新日:2026年7月2日) https://www.town.tatsugo.lg.jp/kikakukanko/kikaku.html
こういった制度は、地域にある空き家や既存住宅を有効に活用しながら、移住者を含む住民の住居確保を支えることを目的としています。
奄美大島でも住宅需要にはタイミングによる波があります。移住後の生活において「住まいをどう確保するか」は非常に重要なポイントのひとつです。
奄美大島への移住を検討している方は、奄美群島の移住・定住情報をまとめた 「ねりやかなや」も非常に参考になります。 奄美大島の各市町村の暮らしや仕事、住まい、移住支援制度などを紹介しているほか、 実際に島を訪れて暮らしを体験できる移住体験プログラムなどの情報も掲載されています。 「奄美大島に移住したいけれど、どの地域が自分に合うのか分からない」という方が、 移住前に島での生活を具体的にイメージするためにも役立つサイトです。
■ ③ 結婚新生活支援事業
奄美大島では、(移住者専用の制度ではありませんが)新婚世帯を対象とした「結婚新生活支援事業」を実施している市町村があります。龍郷町ではこの事業を実施しており、婚姻に伴う住宅取得・リフォーム・住宅賃借・引越し費用の一部を補助しています。
支給額は年齢条件によって異なり、夫婦のいずれか高い方の年齢が29歳以下の場合は最大60万円、39歳以下の場合は最大30万円です(世帯所得500万円未満などの条件あり)。2026年度からはライフデザイン支援講座等の受講が補助要件に加わっています。
この制度は移住支援というよりも、新婚世帯の生活立ち上げを支援する制度として位置づけられています。奄美市を含む他の市町村での実施有無・内容は自治体によって異なるため、検討の際は移住予定の市町村へ直接ご確認ください。
出典:龍郷町「結婚新生活支援事業」(更新日:2026年6月10日) https://www.town.tatsugo.lg.jp/kosodate/shinseikatsushien.html 問い合わせ先:龍郷町役場子ども子育て応援課(電話:0997-69-4555)
■ ④ 医療・保育・介護など職種別支援
奄美大島では、島嶼地域特有の課題として、医療・福祉・保育分野における人材不足が継続的なテーマとなっています。
特に生活インフラを支える分野では、以下のような職種で人材確保のニーズが高い傾向があります。
- 病院・診療所における看護師・准看護師
- 高齢者施設などでの介護職員
- 保育園・認定こども園などの保育士
- 介護・建設・ITなど市が指定する対象業種の職種
奄美市では「人材確保・就職支援給付金」として、市内の対象業種(介護・建設・IT等)に新卒で就職した方、または島外から移住して1年以内に対象業種へ正規雇用され6か月継続して勤務した方に対し、島内在住者10万円・島外からの移住者(無資格)15万円・島外からの移住者(有資格)最大20万円を給付しています。
龍郷町では、島外から町内の保育施設へ就職する保育士を対象に、引っ越し費用や住宅取得・リフォーム・賃貸費用を補助対象経費の全額(上限80万円)まで支援する「保育所等就職移住支援事業補助金」を実施しています。
出典: 奄美市「人材確保・就職支援給付金」https://www.city.amami.lg.jp/machi/shushoku/index.html 龍郷町「保育所等就職移住支援事業補助金」https://www.town.tatsugo.lg.jp/kosodate/hoikusyosyusyokuijushien.html

■奄美市・龍郷町の移住支援の特徴(まとめ)
奄美大島の移住に関する施策を整理すると、「島全体で一律の補助金給付」というよりも、市町村ごとに「地域の課題に合わせた制度設計」がされている形となっております。
奄美市は、住宅購入・リフォーム・家財処分といった「住まいの整備」を中心に据え、移住後の生活基盤づくりを支える施策が中心です。
一方の龍郷町は、住宅リフォーム補助に加え、鹿児島県の移住支援金(現金給付)の対象自治体でもあり、就業・起業・テレワークの条件を満たせば現金給付を受けられる可能性がある点が特徴です。また、保育士確保のための移住支援など、特定の職種に絞った支援策も持っています。
このため、奄美大島への移住を検討する際は、「奄美市」「龍郷町」のどちらを移住先として考えるかによって使える制度が変わってくる点を、あらかじめ押さえておくといいかもしれません。
また、瀬戸内町や宇検村など、他の自治体もそれぞれ異なります。
奄美大島の他の自治体の状況については、また後日記事にまとめられたらと思います。
■ 奄美大島への移住・引越しを検討されている方へ
奄美大島への移住は、制度面だけでなく、実際の引越し準備も大切なポイントになります。
離島へのお引越しは、船便のスケジュールや天候の影響を受けることもあり、本土間の引越しとは少し異なる段取りが必要になる場合があります。
離島引越し便のアイランデクスでは、奄美大島をはじめとした離島へのお引越しを多数お手伝いしており、見積書や領収書など、各種手続きに必要な書類の発行にもしっかり対応しております。
奄美群島への移住をご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。
※本記事の制度内容は2026年9月時点の各自治体・鹿児島県公式サイトの情報をもとに作成しています。制度は予算上限に達し次第終了となるものが多く、年度によって内容が変更される場合があります。申請前には必ず各自治体の窓口へご確認ください。
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